« 「役人廃業」の真の目的は官→民→官のルートの実現にあり | メイン | しかし…ある福祉高級官僚 死への軌跡 »

2005年04月25日

公務員でなくちゃできないことって何?

郵政民営化の議論の中で、民営化後の郵政事業会社の職員に国家公務員資格を持たせるべきか、民間人扱いとすべきか、折衷案として、資格試験職としてはどうか、などという議論が行われている。
この手の議論は、(国家)公務員たる必然性・必要性がどこにあるのかという議論である。郵政の場合は、裁判にかかわる送達手続きなど、公的な仕組みの一環になっているから、郵政職員は公務員であり続けるべきだという議論があるらしい(私はその程度で公務員性を維持する必要はないと思うけど)。

他方で、3月9日の日経新聞では、「都道府県、総務部門を外部委託」という記事が出た。

 都道府県が管理・事務部門の合理化に乗り出した。給与や人事の申請手続き、福利厚生などの担当部署を統合。庁内横断的な「総務センター」を設けたうえで、民間に業務委託しながら職員を削減する。2006年度には10程度の都道府県が統合部署を設ける見込み。自治体は主に道路補修、清掃などの現業部門をスリム化してきたが、厳しい財政事情を踏まえ、広く組織を見直そうとしている。
 群馬県は来春をメドに総務センターで、職員の各種手当の計算や福利厚生の申請などを一括処理する。現在は各課の庶務担当、各局の総務グループを通じて人事課や出納局に申請するなどしているが、事務を集中化することで、担当者の削減につなげる。

 まあ、いずれこうなるとは、多くの人が予想していたに違いない。実際、事務そのものを見る限り、「公権力の行使」にかかるものでない限り、ほとんどの事務は公務員じゃなくたってできるのだから。いや、公権力の行使だって、厳密に言えば、公務員たる上司が監督し、決裁し、責任さえ取れば、厳密には公務員でない者だってできないとは言い切れないのかもしれないのだから。

投稿者 nao_yamamo : 2005年04月25日 23:44

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.yakuninhaigyo.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/335

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)