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2005年05月28日

一時代の終わり

本日の日経新聞一面を見て、驚いた。「ユニゾン、リクルートコスモス買収・リクルートは不動産撤退
これを見て、一時代の終わりを痛感したのである。

時の竹下内閣に痛撃を与えたリクルート事件。特に問題となったのは、リクルート子会社、リクルートコスモスの未公開株の譲渡だった。いや~、よく考えると懐かしい時代のことである。そんなリクルートコスモスが、リクルート子会社でなくなるとは…。当然社名も変えるとのことだ。
(でも実はリクルートコスモスって、最初は映画会社として設立されたって知ってた?トリビアだな)

数日前、日経産業新聞では、リクルートが子会社のファーストファイナンスの損失を償却しながらも、多くの利益を出しているという記事が載った。あれだけ儲けているリクルートが不動産から撤退か…。まあ、事業単位の損得の考え方がはっきりしているということなのだろう。

ところで、もう10年も前のことか、江副氏がリクルートを退く象徴劇として、リクルート株をダイエー中内オーナー(当時)へ売却したという大事件があった。しかしそれも今思えば…の話である。そう、先日、ダイエー再建のため、リクルート株をもっとも高く買ってくれるところに売却しようと算段中であるという記事も踊ったし。

本当に、時代の流れは早いものです。

投稿者 nao_yamamo : 23:48 | コメント (0) | トラックバック

2005年05月22日

官僚と医師はなぜ同じ過ちを犯すのか―組織も思考も行動も「ウリ二つ」

 スペシャルインタビューにもご登場いただいた河辺医師の著書最新刊。

 キャリア官僚から医師になった経験を踏まえて、文系エリート・理系エリートとして対照的に見られる官僚と医師の学歴、社会的地位、待遇、権力構造、行動原理などにおける共通点と相違点を切り口として、それらに潜む問題点を明らかにしていく。
 さらに、官界・医療界に身を置いた人間だからこそ、
…官僚は都心のイイ官舎でオイシイ暮らしをしているのか?(一部を除き否)
…医師と結婚すると家族は健康になれるのか?診てもらえるのか?(ふつう否)
といった、官僚と医師にまつわるいわれなき誤解を解くことに苦心している。その意味で本書の主たる対象読者は役人や医師ではなく、あくまで一般国民に実状を知ってほしい、そんな思いが筆を走らせたものと想像する。
 一方で著者は、現役公務員へもメッセージを投げかける。官僚としての仕事に疑問を持ち始めた人は、だましだまし勤め続けるか、自己破滅に陥るか、「官僚脱出」するかのどれかに分かれるのではないかと指摘する。激務の官僚仕事と研修医の仕事を天秤にかければ自分は迷わず後者を選ぶと断言する著者のように、やりがいを求めて官僚脱出(もっと広くいえば役人廃業)を選びたいと思っている現役公務員諸兄に、この本をお勧めしたい。

投稿者 nao_yamamo : 16:59 | コメント (0) | トラックバック

2005年05月20日

5月病っていうか…。

霞が関の公務員たちが「どうせまた」と全く相手にしない日刊ゲンダイだが、面白いことを書いてくれている。どこかの誰かが語ればカギ括弧つきで引用し、それらしい記事になってしまうものだが、役人廃業の嵐は、今年の新入職員にも及んでいることといえよう。

記事では、5月連休明けに新入職員が来なくなってしまうのではないかと心配する霞が関の中央省庁の人事担当者の哀れな姿が描写されている。
役所の置かれた立場・環境にも悲観・同情はするが、それにしても「失望感」の早い(強い)学生たちにも考えものである。いくらなんでも、ちょっとナイーブ過ぎやしないか。1ヶ月程度働いただけで、行政の何がわかるというのだ。
辞めるのはいい。いや歓迎しよう。しかし、ほんのわずかな期間働いて(働いてすらいない?)、それで行政をわかった気になるのだけは、やめていただきたい。

投稿者 nao_yamamo : 23:24 | コメント (0) | トラックバック

2005年05月19日

農水省職員の配転問題

5月17日の日経新聞1面トップに国家公務員、省庁またぎ配置転換・まず農水から最大500人という見出しが躍った。天下の日経の1面にこれかよ、と思ったが、まあそういうことらしい。

この記事を見て、ついに国も動き出したか、と思った方もいらっしゃるかもしれないが、省庁間の大規模な配転というのは実はこれが初めてではない。政府としては、同じく農水省関連で、林野庁職員を他省庁に配転するという大規模な試みをかなり前から実施してきたのだった。私の記憶が確かならば、他省庁が林野庁職員の配転を受け入れた場合、受け入れ先省庁の機構定員要求上有利な措置が図られる(それをもって受け入れのインセンティブとする)という試みがなされていたような気がする。
職員名鑑を見ていて、いきなり林野庁出身者の経歴を見つけてびっくりしたという経験をお持ちの方が、中央官庁には少なからずいらっしゃるのではないだろうか。

投稿者 nao_yamamo : 23:40 | コメント (0) | トラックバック

2005年05月05日

システム屋さん(SIer)が幅をきかせてますけど

どうもブログが滞りがちだなと思っていたが、「役人廃業」っぽいネタにこだわりすぎていたから書きにくかったのかもしれない。これからはもう少し肩の力を抜いて、雑感や趣味ネタでも積極的に書いていこうと思う。ということで今日は、飲食業とシステムの話(ぜんぜんやわらかくない?)。

今日は祝日ということもあって、某所に出かけた。そこで、観光ガイドにも載っている有名な鰻屋に入ったのだが、昼時をはずしたのに、これがまた混んでいる。

いや、混んでいるのは仕方がない。むしろ、店員の動きの悪さで、空いている席が片付かず客が立たされて待っているという状態が続いていた。これには、並んでいる客の多くが腹を立てた。

話は変わるが、最近よく、製造業もサービス業も、今や世の中のほとんどの業種はITやシステム抜きには経営戦略(最適化・利益最大化といったもの)は語れない、などという指摘を耳にする。ITを使ったソリューション云々の話は、枚挙に暇がない。

そういう一方で、飲食業って(作業フロー・動線レベルを含めて)どれだけシステマチックにやっているのだろうかと、上記のようなお店に入るたびに、疑問に思ってしまうものである。ラーメン屋のカウンター方式とか、長年の経験により、すぐれて合理的な方式もあるのだろうが、店によっては非常に不合理な運営をしているところもある。

飲食業でシステム改革をしても単価は下がらないかもしれない。むしろ上がるかも?という気はするものの、待たされる時間もお客にとっては費用だ。減るなら大歓迎である。店にとっても、時間当たりの客数(売り上げ)の増加のほか、「混んでるからいいや」というお客を確保できるかもしれないメリットはあるはず。それでもシステム改革を行わないのはなぜか。

お金がない。仕方がないと割り切っている。改革の必要性に気づいていない。

いやそもそも、「ソリューション?IT?そんな難しいもの、よくわからんよ、いらんいらん」「これで長年やってきて特に問題がないから、それでいいんだ」(客も一見さんだから、文句言わないだけでは?)

といったことなのだろうか…。
飲食業の業務改革コンサルティングとか、誰かやらないかなぁ…。しかも超安価じゃないとだめだけどね。

投稿者 nao_yamamo : 22:36 | コメント (0) | トラックバック

2005年05月03日

ナムコ・バンダイを結んだ赤い糸

やわらかい話題を1つ。
ナムコとバンダイが統合ですか…。
ファミコンやガンダムで育った世代からすると、万感の思いというか、複雑な思いというか、何ともいえない気分ですね。

バンダイといえば、ここ数年来のゲーム業界再編の嚆矢ともいえるセガ・バンダイ合併→破談をまず思い出しました。その後もセガ、ナムコ、サミーやら、いろいろくっつこうとしては離れたりでしたね。
最近、コナミがタカラを手放すというニュースもありましたし。

とはいえ、今回のナムコとバンダイは、分野の重複(競合)も少なく、円満合併だとする報道が多いですね。

合併問題といえば、昨年のプロ野球、オリックス+近鉄合併騒動の際に、ナムコの「ファミスタ」の「レールウェイズ」(阪急+近鉄+南海)再現だ!などと言っていた知り合いの話が頭をよぎりました。そしてその直後、同じくファミコンネタで、当のナムコ+バンダイ経営統合について、その「赤い糸」について思い出したのです。

もう15年も前でしょうか、昔ファミコンで、当時人気のあったアニメ「超時空要塞マクロス」のゲームが発売されたのです。版権モノ(キャラクターゲーム)なので、発売は当然(?)バンダイ。しかし、開発はナムコがやっていたんですね。
両社間では、当時はいろいろモメ事もあったようです。が、15年もすれば、こうも変わってしまうのですね。まあ今後はメデタシメデタシってことで。

投稿者 nao_yamamo : 22:48 | コメント (0) | トラックバック

2005年05月02日

おじさん医学生奮闘記―子連れ学生が覗いた東大医学部の裏側

スペシャルインタビュー、役人廃業リンク集にもご登場いただいている医師の河辺啓二先生の著書。

東大工学部→農水省キャリア→東大医学部→結婚→医学部卒業・医師国家試験合格→研修医→開業医という、役人(事務職)を廃業して自ら歩んだ医師への途を、読みやすい語り口で紹介した本。
「東大医学部」と聞くと多くの人はビビッてしまうかもしれない。あるいは「どうせ偉ぶって書いてる本でしょ」とか思うかもしれない。さにあらず。読んでみれば明らかだが、著者の謙虚さ、フランクさがひしひしと伝わってくる。こんなお医者様ばかりなら、日本の医療ももっとよくなるだろうに…。
前半は、医学部の授業の話が中心で、妻子持ちゆえの話題も盛り込まれ、内容に厚みを増している。
後半では、地獄のような研修医生活についても記述がある。前に、「白い巨塔」のリバイバルと重なって医局問題が世間をにぎわしたが、本当に研修医って大変なんだなと思ってしまった。
キャリア公務員も多忙多忙と言われるが、寝ぼけてミスコピーしても怒鳴られりゃすむが、医師のヒヤリハットはそうはいかない…人の命を預かるほどの仕事でないことに、事務公務員の気楽さを思い出した私でした。

投稿者 nao_yamamo : 16:51 | コメント (0) | トラックバック

2005年05月01日

【書評・書籍紹介】その他、役人論など

役人論を語るのはやはり現役かOBの公務員が多いですね。書評と書籍紹介をいくつか。

役人道入門―理想の官僚を目指して
国土庁事務次官まで上り詰めた久保田 勇夫氏(大蔵官僚)の著書。
国家、国民への義務を果たすために、役人は何を心がけ、何をなすべきか。国内外における自らの経験に基づき、心の病の克服法や成熟した政と官の関係、世界の役人道などを綴った指南書。役人学の真髄を込めた自伝的回顧録。

【書評】役人廃業とはまったく逆路線を取り上げてしまった?いやいや、役人として有能な人ほど、役所を改革するために、どんどん外に出るべきだと、役人廃業.comは思います。(中じゃ限界ありますよ、やっぱり)



わたしは悪い公務員―3日やったら辞められない地方公務員の優雅な日々
某市役所の公務員、金井次郎氏の著書。
スキを見ては秘密のサボリ場所へと逃げ、赤十字募金の事務費をちょろまかすなど、悪いことをしようとすればいくらでもできるのが地方公務員。仕事をしないのが公務員の鉄則だ。そんな悪い公務員の実態を明かす本。

【書評】まあこういう暴露本(?)もあるんだなあ、ということで。こういう世界を知りつつ、公務員を続けつつ、自分はモラルハザードに陥らず、制度改革をしていくのは難しいことですね。

投稿者 nao_yamamo : 16:13 | コメント (0) | トラックバック