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2005年07月30日

天下り…古くて新しい問題

橋梁工事をめぐる談合事件を受けて、道路公団が、関係企業への天下り禁止を目指したが、難航しているともいわれる。

マスコミや一般国民の感覚では、天下り=悪のようにいわれるが、表面的な感情論は抜きにして、その本質をしっかり理解し議論しているものはどれだけあるだろうか。たとえば「よい天下り、あるいは許される天下りというのは全く存在し得ないのか」という命題について論じている言論機関はあまり見ない。ここをきちっとつめておかないから、いとも簡単に「職業選択の自由」でよいも悪いも一緒くたに反論されてしまうのだ。
本質的な議論をすれば、いい天下り、悪い天下りを分けるか、あるいは天下り自体は認めて、その後の行為規制をガッチリやるとか、いろいろアイディアはあるはずなのだが、ぶっちゃけ、当事者(役人など)が面倒くさくて考えたくないから、勧奨退職年齢を引き上げるとかでお茶を濁そうとするんだと、元役人の感覚としては、強く思う。
天下りの是非については、とてもブログでは語りきれないから、本でも書く機会があったら、思い切り論じてみたいと思う。

投稿者 nao_yamamo : 20:02 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月26日

MBA転職に法律のメス

今日の日経新聞に、あるベタ記事が載った。同じ面の私大定員割れ、最多の160校・法科大学院も4分の3とよりも小さい扱いの、公務員の留学費用返還へ法整備・人事院という記事である。

ついに、官費による海外留学者の早期退職時に学費を返還させる法改正を進めるべく、人事院が重い腰を上げたようだ。税金ドロボーを防ぐための制度整備、といってしまえば聞こえはいいが、役人廃業.com的には、全く違う見方をしている。

今までは、「税金で勉強してきたんだから、公僕として恩返しせよ」の一点張りだった。道義的義務しかなかったといわれればそれまでだが、それでも、留学帰りですぐ辞めるのは本来よくないことで、良心の呵責はあったはず。

しかし、法制化してみろ。人事院が、「MBA退職」を公認したに等しい。
「お金さえ返せば辞めてもいいんだろ」ということになるだろう。まあ、サバサバしていていいのかもしれないが、なんとなく複雑な心境である。公務員の民間進出を応援する当サイトとしては、役人廃業という概念がより公認されたということで、歓迎すべきなのかもしれない。

投稿者 nao_yamamo : 21:57 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月24日

役人廃業川柳をブログ移管!

忙しい…サイトの更新が追いつかない…。という悲しい現実もあり、ウェブログのレイアウトがあまり好かない私でしたが、ついに、少しずつ、本サイトのコンテンツをウェブログに移すことを決断しました。その1つ目が役人廃業川柳。ついに、初投稿がきたことを契機に、場所を移すことにいたしました。

記念すべき投稿第1作は…。

「お仕事は?床屋の親父に尋ねられ
 返事はいつもサラリーマンです・・・」
            (夢追い虫 氏)

正確には役人廃業川柳じゃなくて、狂歌ですよね。
最近滞っている当サイトの書評欄「今月の一冊」にて近々取り上げようと思っている「お笑いニッポン公務員 アホ役人『殲滅計画』」(テリー伊藤)の中で出てきたことを思い出しますね。
つまり、公務員が公務員であることを世間で堂々といえない現状があるってことです。
私自身も公務員時代、床屋では民間サラリーマンを装ってました。いや、言ってもよかったんですよ。公務員はマスコミで言われるほどおいしくないよ、ということを正面切って議論すれば、負けない自信はありました。でも、面倒でしょ。そこまでしなくても。それなら、別にわざわざ私は公務員だなんてカミングアウトしなくてもいいのです。
この歌を詠んで、そんな気持ちになりました。

夢追い虫さん、投稿ありがとうございました。

投稿者 nao_yamamo : 22:46 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月15日

【書籍紹介】起業ハウツー本

WEBを用いた起業もひと段落の感?
いずれにせよ起業ハウツー本です。
ただし、民間と違い、役人副業はまずいのでご注意を。
ここで紹介する意味は、役人副業をやれということではなく、まずは起業するという心意気を学んで欲しいという趣旨なので、誤解なきよう。

会社を辞めずに起業する!週末起業完全マニュアル
藤井 孝一(著)、森 英樹(著)
「会社を辞めずに起業する」なんてムリだと思っていませんか? ビジネスプラン、顧客獲得、メールマガジンの発行、ホームページ、事業形態や税金対策など、週末起業に必要なことを網羅した完全マニュアル。




週末起業(ちくま新書)/週末起業チュートリアル
藤井孝一(著)
景気が冷え込むいま、先行きに不安をおぼえている人は多い。そんな不安を解消する方法があった!それが「週末起業」。これは、会社に勤めながら、アフター5や休日の時間を利用してローリスクで“起業”するというもの。本書では、その魅力と方法を解説し、ビジネスパーソンが「こんな時代」を生き抜くための「複」業生活を提案する。現在ブレイク中の藤井氏の「週末起業」第1作。
そしてその続編。
 

投稿者 nao_yamamo : 23:35 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月07日

メジャーデビュー効果如何?

当サイトが中日新聞系列紙に載ってから、トップページアクセスは格段に増えた。7月5日は、過去最高の500ヒットを軽く突破。さすがに昨日は300弱と落ち着いてきたが、それでも今日も午前中で100弱。これまでの、日計150未満のころと比べると、格段の差だ。

ただ、その割に、掲示板のやり取りが豊かになったわけでもない。この理由は、まだまだ当サイトの真のターゲットの方には届いていないということに尽きると思っている。
日々の更新はもちろんのこと、もっともっと、たくさん露出して、サイトを有名にしていかねばと思う管理人であった。

投稿者 nao_yamamo : 12:12 | コメント (1) | トラックバック

2005年07月04日

サイト誕生から幾日かを経た、ある1日の出来事

記事のカテゴリーを「報道記事から」にするのはさすがに気が引けた。
そう、今日は、当サイトが初めてマスコミによって報じられた、記念すべき日なのだ。

役人としてなら何度かの被取材歴を持つ私も、恥ずかしながら、一市民としてマスコミの取材を受けたのは初体験。(実際には、記事にならなかったものも含め、同時期に複数社の取材を受けました)

サイト本体にも書いたが、記事の影響で、今日だけでヒット数が余裕で300を突破。さすがに400には
届かなそうだが…。

いずれにせよ、今回の報道に至ったのは、地道にサイトを運営し、人脈を広げてきたからこそ。
お名前は出しませんが、これまでご協力いただいた皆様に、感謝申し上げます。

引き続きよろしくお願い申し上げます。

投稿者 nao_yamamo : 23:43 | コメント (1) | トラックバック

2005年07月03日

女子刑務所―女性看守が見た「泣き笑い」全生活  講談社文庫

刑務所っていったいどんなところなのだろう、そんな疑問をお持ちの方も多いと思う。そんな疑問に素朴に答えてくれるのが本書。ポップなタイトルとは裏腹に、実は、純朴な女子刑務官の現場での格闘(葛藤)の記録である。

現場の論理と人権尊重理念の葛藤。慢性的な人手不足による過酷な勤務環境。現場の問題を黙認し、大過なく任期を終えようとする法務キャリアの刑務所幹部…。
著者である藤木美奈子氏は、刑務所での激務・孤立に加え、夫からの暴力などもあいまって体調を崩し、2年ほどで刑務官を退職することとなる。この著書は、それから長い年月を経て世に出たもの。単なる恨み節でないことは当然として、刑務所という「社会」を一般社会へ紹介していきたいという著者の強い思いが伝わってくる。
私が役所にいたとき、「役所を辞めた奴が書いた暴露本は腹いせで書いたものだから信用するな」と周りが口にしているのを聞いた。その主張が真である場合ももちろんある。しかし、本書などに対して言えば天に唾することになるのではないか…そんな謙虚な気持ちにさせられる本だった。
刑務所を退職する著者に対して、担当課長は「職場を途中で辞めるということは、負けることだ。君は負けたんだ」といったという。さもしい台詞である。「辞めることすらできない己こそが囚われの身」であるかもしれないことに、思いをめぐらすこともないのだろうか…。
本書の題材となった女子刑務所像からすでに20年程が経過していると思う。その間に刑務所を取り巻くさまざまな状況は相応に変化しているだろう。とはいえ、著者の感じた疑問、刑務所の問題点は少しでも改善されてきているのだろうか。否、近年の名古屋刑務所受刑者虐待問題を見て、著者は男女の差こそあれ「刑務所いまだ変わらず」の思いを強くしたのではないだろうか。
そういえば、この役人廃業掲示板にも女子刑務官の方から書き込みをいただいたことがある。別に刑務官に限ったことではないが、役人廃業を考えるみなさんには、公務員を続けているときの「葛藤」というものを、どうか大切にしていただきたい―。読後、その思いを新たにした。

投稿者 nao_yamamo : 16:49 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月02日

掛け声だけは高らかに

7月2日の日経朝刊トップに、「経団連、天下り受け入れ停止・会員1500社に要請へ」などと、驚くべき見出しが躍った。
何を今さら?いやいや、やっと言ってくれたか…意見はさまざまだろう。

これまで、天下りについては、企業側はいやいやなポーズを見せつつもなんだかんだ言って受け入れてきた現実がある。その裏を読めば、天下りによって企業が利益を享受してきた面も否定できまい。だから記事が指摘するように天下り受け入れ停止に反対する企業も存在するのだろう。
新聞には「公務員制度のあり方にも影響を与えそうだ」とある。よくある、勧奨退職を止めろという問題だろうか。それを言い出すなら、年次主義の縮小撤廃、指定職にならないキャリアの誕生など、血を流す改革をしない限り、無理なのではないだろうか。
そこまでいうなら、さっさと役人廃業が当たり前な社会、そして民間人がどんどん中途採用で役所に入ってくるシステムを作っちゃいましょうよ(黒船来襲?!)。

投稿者 nao_yamamo : 23:58 | コメント (0) | トラックバック