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2005年09月04日

ウケ狙いに走ると本末転倒

残念な本がある。テリー伊藤の「お笑いニッポン公務員―アホ役人「殲滅計画」
」である。

テリー伊藤の本は、「お笑い○○省」のころからウケ狙いの面があった。私が公務員在職中も、同僚に「あの本読んだ?」と聞いても、誰一人として相手にしていないような感じがあった。ただ私自身は、ああいう本にはホントもウソ(脚色含む)もあるが、100%ウソだらけということはありえない、という見方をしてきた(基本的に、火のないところに煙は立たない、という立場)。
 テレビでの彼のコメントを聞いていると、結構うなずくところも多いだけに、ウケ狙いに走りすぎて全体としての説得力を落としてしまっているように見えるところが非常に残念である。特に、何でもかんでも公務員の能力をナンパ能力に持っていこうとするところに無理を感じる。サブカル的視点が風刺に重要だということを割り引いても、これでは、ウケ狙いと取られてもしかたない。
公費を節約してマイレージ化すればいいとか、監視性を高めよとか、私も考えていたアイディアも結構あったので、賛同するところも多いのだが、ウケ狙いに走りすぎると、公務員本人たちに相手にされないばかりか、心ある一般読者にも薄っぺらい内容だと取られかねない。

まあ、もともとそういう割り切った本なのかもしれないけどね。

でも、公務員に対する義憤を高めるにはよい本。
私は、正直、そんなオイシイ職場だからこそ「辞めてよかった」とゆるぎない気持ちになった。この本を読んでなお辞めたいという気持ちが揺るがない人ほど、辞めて成功する確率も高いのではないだろうか。な~んて。

投稿者 nao_yamamo : 2005年09月04日 18:08

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