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2006年02月17日
天下りは多し
2月15日の日経2面に、「天下り2万2000人以上」という2つの記事が踊った。衆議院の調査でわかったそうである。
この記事を見てまず最初に思ったのは、いわゆる天下りってそんなにいたんだね…ということである。
とはいえ、これだけ叩かれる公務員の天下りだが、実は天下りというのは官庁特有の現象でもなんでもないということを指摘しておきたい。というのは、民間大企業も、課長ぐらいで子会社に片道出向したりすることは少なくないからだ。そう、実は日本社会全体が天下り社会なのである。
天下りを批判するマスコミだって―、たとえば新聞社も、系列キー局の傘下にある地方の系列テレビ局を天下り先として持っているという話をかつて本で読んだ。
つまり天下りとは、人事配置の適正化を図る上でわが国にあったシステムなのだ、と強弁する人がでてきてもおかしくないといえそうである。
否、仮にそうだとしても公務員の天下りだけは社会正義に反する、という意見が出てこよう。天下り機関たる外郭団体は、市場原理の埒外にあり、税金で養われている人だから。
確かに一理ある。ただ、そもそも、市場原理にのらないことをやるために存在するのが独立行政法人(旧特殊法人)、公益法人ではなかったか。すると、前の議論は説得力を失う。
となると結局は、その法人に税金を投入し、効率の悪いその仕事を、役人OBを食わすためにやらせる意味があるのか?という話になってくる。
(とはいえ、勤勉に働いているプロパー職員はどうなるのだ、という議論を無視することは許されない)
結局、どんなに面倒でも、こういった話は是々非々で議論するしかないと思うのだが、どうだろうか。そういう手間のかかることを、お金をかけてコンサルファームにやらせるか、タダで市民団体に頼むかは、考えどころではある。
投稿者 nao_yamamo : 2006年02月17日 23:58
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