雲の上の話
人生は一度だからいろいろな経験をした方がよい。農業に例えると、公務員の世界に居続ける二期作よりは、違った世界に転身する二毛作の方がいい仕事ができるのではないでしょうか。
と語ったのは、片山善博前鳥取県知事。(本日の日経9面)
選挙不出馬は聞いていたけど、慶応大教授ってのはいつの間に…という感じですな。
しかし、三選不出馬の決断時に、まだ学費のかかる子どもが2人いることに関して父親から心配されたと書いてあったが、庶民の感覚で言えば、
○実績十分で、出れば間違いなく勝てる選挙
○自治省出身とはいえ、8年前の初めての県知事選挙
を考えると、どう見ても後者の決断のほうが重かったはず。
ある旧自治キャリアは、前宮崎県知事の逮捕時、「知事選の選挙費用は1回1億とかいうからな?。県庁のたたき上げで来て前回の選挙で敗れていれば、そりゃ毒まんじゅうも食らうだろう」と評していた。もちろん、当選できれば回収できるということらしい。それだけ選挙はリスクが高い。
片山前知事のように有能で話題の人であれば、選挙に出ない、といった瞬間に周囲は放っておかないだろうが、「公務員も人生二毛作」というのは、結局のところ「有能な人だからできるんでしょ」という諦観につながりかねない面もあり、こういう記事は必ずしも読者に勇気を与えるとは限らないところが難しい。
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