私はこうして日経新聞に懐疑的になっていく
昨日の日経産業新聞の最終面だったと思うが、googleトップに厚生労働省の偽サイトが来た問題が取り上げられていて、官庁のSEO対策が手薄い(というより手付かずな)ことが問題の一端であるような書かれ方をされていた。
はあ、という感じである。
日経新聞といえば、日本のビジネスマンの愛読紙として知られていて、それは一面の真実であるが、結局は巨大企業の広告(記事広告含む)によって支えられている以上、ちょうちん持ち論調が主体となる。
景気が回復したんだし労働分配率を上げろという意見に関しては、それで企業の成長力が落ちたら元も子もないと主張し、「砂漠で人がラクダに乗って旅しているとき、飲み水をラクダに与えるのか、人が飲むのか」という話を持ち出して、人(従業員)ばっかりが水を飲むわけにはいかない、と主張する。
これは一見正しくもあるが、あくまでバランスの問題である。そして日経を読んでいると、どうしてもいつも企業寄りの論調が鼻についてしまう。
もちろんこれは私が公務員のDNAをもっているからでもある。
話がそれたが、官公庁SEO問題もこれに絡んでいる。
そもそも、官公庁にSEO対策など必要ない。これが私の持論だ。
SEO対策とは、ビジネスの世界で知名度・認知度・顧客誘引といった要素で競り合う複数の企業が、検索エンジンを広告的に使うためにしのぎを削るものだ。
今回のように、検索エンジン側がSEO仕様を公表していないなかで起こした自滅ミスについて、官公庁側の投資不足が問題だというなどと、本末転倒である。
日経の論調は結局、官公庁にもSEOビジネスを食いつかせるという浅はかな意図を感じてしまう。
厚生労働省のHPを見たい人が厚生労働省と入力するのは当たり前。年金と入力して厚生労働省が上位に出なくても仕方がない。
「転職」と打って○○社が上位に出るのは、上位に出たいという動機があってお金も払っているからだ。別に国民は、SEO対策のために税金を使ってSEO対策業者を儲けさせたいなどと思っていないはずだ。
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