地方公務員(事務)経験談

県庁職員から市民財団設立へ。一人一人が自然体で力を発揮できる社会へ!!

カテゴリ

地方公務員(技術・専門)経験談

第二の仕事人生

公務員からの独立・起業

取材エリア

中国・四国

お名前

石田篤史 様

経歴

平成12年4月 岡山県庁に土木職員として入庁(奉職)
平成24年3月 退職
→ 平成24年5月特定非営利活動法人岡山NPOセンターに入職
→ 平成24年9月28日「一般財団法人 みんなでつくる財団おかやま」を設立し、代表理事に就任

関連サイト

http://mintuku.jp/

岡山県庁を退職後、市民財団を設立された石田さんの退職経験談インタビューです。NPO関連への転職にご興味ある方には、特にお読みいただきたい内容となっています。



本日はインタビューに協力いただきありがとうございます。では、公務員時代のお仕事内容から聞かせていただけますでしょうか。

 大学を卒業後、土木職員として岡山県庁に入庁しました。
土木部関係の仕事を工務課、建設企画課、技術管理課などで行いました。

 
12年間のうち、4年間は工事発注や監督という現場を経験し、8年間は、企画調整にかかる建設マネジメント関係の仕事です。

その中でも特に3年間は、公共工事のIT化(CALS/EC)の担当をし、公共事業の業務プロセスを改善し、情報を有効活用するためのルール整備とシステム整備を行いました。
新規の事業であったため、すべて1から基準を作成し、それをひろめる広報をするため、3年間で大小200回近い勉強会や講演会をさせていただいたことは大きな経験となりました。

特に建設業界では、ITとは縁遠い人も多いので、その中であたらしい制度をつくり、広め定着させるという経験はたいへんやりがいのある仕事でした。
また、土木という仕事の特徴上、異常気象時や災害発生時には最前線で仕事できたことは、ちょっと地球防衛軍のような気分にもなれました。
 


―公務員を辞めようと思われた経過などをお話いただけませんか

 行政、企業、地域、個人、政治家、NPOいろいろな立場の人が一人一人はいい人で熱心なのに社会に漂う閉塞感や不安感はいったいなんなんだろうかと、どこか機能不全をおこしているとそんな思いがずっとありました。

 特にやる気のある若手行政職員が、力いっぱい仕事が出来ない状況(極端な公平公正の原則の意識)をみて、一人一人が自然体で力を発揮できる社会になればいいなと、そのためには官依存で公益を支える現在の状況に疑問を感じ初めていました。

さらにその思いを深めたきっかけとして、平成17年に協働施策の研究をした際に、せっかくの施策が十分に活用されていない、もしくは発信されていな…


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