国家公務員(事務)経験談

役人廃業を考えるのは、「公務員としての自分」のあり方を考えぬいた後でも遅くない

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国家公務員(事務)経験談

第二の仕事人生

公務員からの独立・起業

取材エリア

地域関係なし

お名前

非公表

経歴

岐阜県立高校卒業
→国家公務員(初級職)としハローワークに採用
→労働省本省勤務を経て、地元の金融機関のITエンジニア、会計系コンサルティング会社の人事コンサルタントを経て、現在は独立事業者

岐阜県立高校卒業→国家公務員(初級職)としハローワークに採用→労働省本省勤務を経て、地元の金融機関のITエンジニア、会計系コンサルティング会社の人事コンサルタントを経て、現在は独立事業者となる



―はじめに公務員になった経緯をお聞かせください。
 公務員試験を受けたのは、郵政関係の仕事をしていて行政職に憧れを持つ父親の影響です。家計の事情もあり大学進学は難しく、高校在学中に国家公務員(初級)試験を受けました(大学は労働省に出向してから自力で夜学に通いました)。自分としては積極的に公務員の就職活動をする気はなかったのですが、ある日突然、岐阜県職業安定課から電話がかかってきて、採用面接を受けにいくことになり、その後とんとん拍子で内定し、勤めることになりました。

―公務員時代は具体的にはどのようなお仕事をされていましたか。
 公共職業安定所(ハローワーク)にて、求人企業側の窓口を2年、労働省本省に移ってからは労働統計調査の仕事を4年、雇用保険・雇用対策の仕事を2年弱行いました。

―辞めたのは何年目で、何歳のときでしたか。
 
高卒で入って8年目、26歳でした。

―公務員の仕事に不満はありましたか。

 不満というほどではありませんでしたが、自分としては、上意下達型の役所の組織風土や表の顔と裏の実態とのギャップに馴らされた環境が合わなかったです。もちろん組織により差はあるとは思いますが…。

 仕事で本当にこんなやり方でいいのか…と疑問を持っても、昔からのやり方に波風を立てないほうがいいという話になってしまうのです。公務員とは究極のサービス業であるべきというのが私の持論ですが、それを考えたとき、忸怩たる思いが募りました。

 なお、一緒に仕事をさせていただいた方々には感謝していますが。

―公務員を辞めた原因は何ですか。
 今お話した、風土に合わなかったというのもありますが、直接的なきっかけはUターンです。もちろん、公務員のまま中京圏に帰るという選択肢もありましたが、公務員の仕事に疑問…


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