地方公務員(事務)経験談

市役所勤務なら子育ても楽よね…なんて大ウソ!娘が後押しした役人廃業+起業

カテゴリ

地方公務員(事務)経験談

第二の仕事人生

公務員からの独立・起業

取材エリア

関西

お名前

非公表

経歴

同志社大学商学部
→生駒市役所
→中小企業診断士として独立

同志社大学商学部→生駒市役所→中小企業診断士として独立

―はじめに公務員になった経緯を教えてください。
 私が大学を卒業したのはバブル崩壊直後の就職難のころでして、本当はメーカーとかに勤めたかったのですが女子の就職は特に厳しく、安易にゴールデンウィークごろに公務員試験を受けようと決めて、それから短期集中で勉強して合格しました。
 私は奈良市出身なんですが、地元は周囲にも県庁や市役所勤務の人がいたので、少し離れた自治体を受けました。




―公務員時代のお仕事内容を教えてください。
 最初に配属されたのは文書課というところでした。文書管理(ファイリング)方式の変更など、業務効率化に関する仕事をさまざま、7年やりました。次に産業振興課へ移り、商工観光係で消費生活関連業務や庶務を担当し、その後、融資や中小企業振興の仕事を担当しました。こちらの課には4~5年いました。




―お役所についていろいろお考えがあったそうですね。
 最初の部署は、業務改革をするという部署だけあって上司も革新的な人で居心地がよく、仕事も面白かった記憶があります。とはいえ、全庁的に見るとお役所というのは、多くの人が異動時期になるとそわそわする傾向があって、それもどうかな~と私は感じていました。どこに配属されるかで一人ひとりの仕事の出来不出来を決める風潮があるから、そんなことになるんですね。私はそういうのがイヤでした。
 どこに配属されたかという肩書きよりも、それぞれの仕事の内容、面白さ、その人との相性(やりたいことかどうか)を重視すればいいのにとずっと思っていました。一方で、異動が多くて専門性を身につけにくいのも問題だと感じていました。とはいえ、私は一つの部署に比較的長くいさせてもらったほうなんですけどね…(笑)。




―中小企業診断士を目指したきっかけを教えてください。
 文書課の時代に、外部の経営コンサルティング会社の人が役所に出入りしていて仕事上の接点がありました。それで、組織内の意識改革というものに興味を持つようになりました。もともと商学部出身でもあり、ビジネスというものに興…


ここから先の記事は会員限定です。会員登録は無料で、詳細な個人情報の入力なく1分ほどで完了します。

今すぐ会員登録を行う (無料) ログインする



地方公務員(事務)経験談に属する他の情報を見る