国家公務員(事務)経験談

35年かけて減価償却する職業人生、卒業しませんか?

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公務員からの転職

取材エリア

地域関係なし

お名前

未公表

経歴

東大法学部
→国家1種法律職で経済産業省に入省
→ネットマーケティング会社の常勤監査役

東大法学部→国家1種法律職で経済産業省に入省→ネットマーケティング会社の常勤監査役に転じられた元公務員の方のインタビューです。


なぜ公務員になったのですか。

 政治との連結点となって采配を振るえる仕事をしたいという思いがありました。具体的には総理秘書官か大臣秘書官といったポストならそのような仕事ができるのではないかと思ったのと、通商交渉などの華々しい舞台で活躍してみたいと思い経済産業省を選びました。


在職時に関わったお仕事内容を教えてください。

 最初の配属は、当時はイラク戦争のころの資源エネルギー庁で、中東地域の石油情報を集めては総理官邸に流す仕事をしていました。その後はディーゼル車を普及させるための仕事にかかわり、辞める前の最後はサービス政策課という部署で、経済産業省としての少子化問題への取り組みを考えていました。


在職期間はどれくらいでしたか。

 3年弱で、退職時は27歳でした。


辞めるに至ったきっかけは何ですか。

 役所に入ったころの直属の上司2人が非常に尊敬できる人だったのですが、ほどなくして立て続けに転職してしまい、ああいう人が辞めてしまう組織なんて…という喪失感が一つのきっかけとなり、役所への帰属意識がゆらぎはじめました。

 また、先ほどお話した秘書官のポストにつくには実力のほかに運やめぐり合わせも必要です。減点主義の役所内で数十年先のポストを目指すために、守りに入って仕事をするのもどうだろうかと思うようになりました。仮になれなかったとして、40歳を過ぎてから挫折するのでは遅すぎる…。局の筆頭係長として局長のカバン持ちをしたこともありますが、自分が30年後にこのようになって幸せか?楽しいか?と考えてみたがそうとは思えませんでした。それなら役所に残ってもしょうがないかな、と。

 そんななか、仕事のなかで魅力的な経営者の方と出会うことができ、民間ビジネスで身を立てていきたいという気持ちが強まり、転職を決意しました。


民間でやりたくなった仕事とは、具体的に…


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