地方公務員(技術)経験談

虎穴に入らずんば虎児を得ず

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第二の仕事人生

公務員からの転職

取材エリア

関西

お名前

前田 雅也 様

経歴

早稲田大学大学院中退
→三重県庁技術系上級職
→米国インターン→米国環境関連企業職員

関連サイト

http://www12.plala.or.jp/tomooito/maeda.html

早稲田大学大学院中退→三重県庁技術系上級職→米国インターン→米国環境関連企業職員

―はじめに公務員になった経緯をお聞かせください。
 私が公務員になった理由は不純です。実は、修士課程に在籍していたのですが、研究テーマは全く面白みがない上に、教授との折り合いが悪く、一年で退学したのです。時悪く、バブル崩壊直後。ただでさえ就職先がないのに、手堅い(お堅い)日本企業は大学院を中退した者など雇ってくれないと考え、就職活動すらしませんでした。一方、公務員は、基本的に試験で採否が決まります。二次試験である面接試験では、余程変わった人間であるか、大きなミスをしない限り落とされません…。そのような経緯で、公務員試験に合格し、県庁職員になったわけです。

―公務員時代は具体的にはどのようなお仕事をされていましたか。ご経歴を簡単にお教えください。
 最初の三年は、三重県環境科学センター勤務。環境関係の分析をしました。次の三年は津地方県民局生活環境部環境グループ。他県でいうところの保健所環境部になります。ここでは、環境法令関連の規制業務や苦情処理などをしました。最後の一年は、下水道処理施設で処理施設の運転・管理業務(水質関係)に携わりました。

―公務員の仕事に不満はありましたか。
 仕事への不満はもちろん、その体質、労働組合にも不満がありました。

―公務員を辞めた原因は何ですか。
 いろいろありすぎて、全てを申し上げることはできません。このことについては、別のところで書いたことがあるので、それとは違うことを私の経験から少しお話します。 
 環境関連の法令に基づく規制業務をやっていたことがありますが、規制対象は主に工場・事業所になります。こうした工場・事業所の方達の環境意識はすでに高まってきており、現行の法律による規制で環境を今以上に良くしていくのは難しいというのが実感でした。
 むしろ現在問題になっているの…


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