国家公務員(事務)経験談

現職の民間団体よりも、役所時代のほうが民間サービス業に近かったという逆説

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国家公務員(事務)経験談

第二の仕事人生

公務員からの転職

取材エリア

関東

お名前

未公表

経歴

有名私大法学部卒
→国家?種行政で法務省(○○法務局)入省
→自力で転職し、某団体職員

関連サイト

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有名私大法学部卒→国家?種行政で法務省(○○法務局)入省→自力で転職し、某団体職員へ


―はじめに、公務員になった経緯を教えてください。

 高校時代から、官僚になりたいな、教育とか国の仕組みづくりをやりたいとうすうす考えていました。だから大学受験も頑張って、某大学に入ったのです。つまり本当は国家?種志望だったんです。
 ですが残念なことに合格できず、結局併願していた?種のほうで、某法務局のお世話になることになりました。


―当時のお仕事の状況と、退職に至った理由をお聞かせいただけますか。

 法務局、いわゆる登記所というのは、不動産や法人などの登記をしにくる人へサービスを提供する仕事です。ですが私はもともと接客業が苦手でした。
 窓口業務の少ない本省ならよかったのかもしれませんが、現場はきつかったです。それゆえかなりストレスをためることになりました。


―窓口業務でストレスがたまるんですか。

 登記の手続きといえば機械的な処理、と思われるかもしれませんが、実際には申請者の書き方が悪かったりして本人の希望と異なる処理をしてしまった場合―たとえば書類の複写申請の際に申請書類を書き間違えたために、希望と異なるページがコピーされてきた場合とかですが―クレームになることがあります。
 こうした話は、本人のミスといえばそうですが、サービス機関と言う立場上、あまりにも形式的対応で突っぱねるのもまずい(たとえば、追加代金なしでやってあげなさい)という要請もあり、板ばさみで苦労しました。

 また、人的なリソースが限られる中、仕事は「早く、正確に」ばかりが求められ、私のような若造にはどんどん仕事が舞い込み、それこそパニック状態になりそうでした。しかも、残業代もロクに出ない中で、遅くまで働かされました。
 そうした生活を送っている中、ふと思ったのです。自分はもともと国家?種志望で、大学受験のころから頑張ってきた。一度は志破れたとはいえ、この職場で一生うずもれていいのか?と。


―それで、忙しい中をぬって転職活動に入られたのですね。

 ええ。実は最初に県庁の採用試…


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