公務員を実際に辞めようと決心した際に悩むことの1つに、
いつ退職届を提出すればいいですか?
退職届を出すタイミングは?
私が退職した後は、欠員補充はあるものですか?
というものがあります。
このページでは、この悩みについてのアドバイスを書きたいと思います。
公務員の退職の場合、民間企業と法的には原則として同じ根拠になり、1ヶ月前までに申せばいいことにはなっています。
参考サイト:
退職届けの提出期限について(総務の森)
http://www.soumunomori.com/forum/thread/trd-19181/
ただ、地方公務員の方などは条例や規則などでそれより早く定められている場合もありますので、職員手帳を見てみたり、総務部などに事前に確認することが大事です。
通常は1ヶ月前までに届出すれば法的には問題ないケースが多いですが、中には1週間前や数日前に申し出して退職したという方もおられます。
が、実際に1ヶ月前の退職申し出では遅すぎるでしょう。
役所によって定員補充の考え方が違いますが、多くの役所では、年度途中でのイレギュラーな欠員は、タイミングを間違えば次年度まで補充されないケースが多いようです。
つまり、異動先を組織が考え始める12月、1月くらいまでに退職届けを出すと次年度は欠員補充される可能性が高くなりますが、4月~10月頃の急な退職はその年度の年度末まで欠員補充がなされないことがほとんどです。
ただ、この欠員補充に関する考え方は、役所によって異なりますので、本気で退職を決意された方は以下のステップで退職届のタイミングを考えてみてください。
1)所属する役所の欠員補充の仕組みを把握する
2)職場に迷惑をかけたくないなら欠員補充の時期に合わせて退職を考えてみる
3)実際の退職予定日の遅くとも2ヶ月前までには直属の上司に相談する
4)退職時に不明業務を残さないよう、引き継ぎマニュアルを作成する
5)最終日まできっちり業務をこなす
なお、激務の職場以外はそこまで退職後の職場のことを考える必要性はないと考えられます。
思い返していただくと分かるのですが、役所の場合、退職や異動で主要人物が去っても、なぜか数カ月後には以前のように仕事がまわっているのが役所の不思議なところです。