地方公務員(技術)経験談

公務員→民間企業→公務員の転職。地域貢献を再び行えることこそが何よりの喜び。

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第二の仕事人生

公務員からの転職

取材エリア

中国・四国

お名前

藤田容代 様

経歴

平成14年 東京都庁入庁(林業職)
平成20年 東京都庁退職、民間企業入社。農林水産業・地域振興(自然産業)コンサルティング業務を実施。
平成23年 民間企業退職。島根県庁入庁(研究職)。中山間地域研究センターにて、地域振興分野の普及・研究に従事。

東京都庁から民間企業を経て、島根県庁に転職された藤田さんのインタビューです。民間企業時代と役所のお話など語っていただきました。



本日はインタビューに協力いただきありがとうございます。では、公務員時代のお仕事内容から聞かせていただけますでしょうか。

 東京都庁では林業職採用でした。最初は水道局に配属になり、東京都の所有林の調査・計画を、4年目からは治山工事を担当しました。

 もともと都庁に入った動機は、山村の暮らしの支援をしたかったから。最初の配属先は、一般の森林所有者さんと触れる機会が少なく、配属されたころから「いつか異動したい」と思っていました。

しかし、私の希望部署は他局で、東京都は局間異動が難しくなかなか希望が通る見込みは少なかったという現実がありました。私の勤めていた時代は、主任に昇格する時が一般的な異動のタイミングでした。


 そして、6年目でようやく局間異動して希望の部署へ。森林所有者さんや住民さんと接する普及指導という分野を担当することになりました。
最も思い入れのあるのは、やはり最後の普及指導の仕事です。それぞれのポリシーを持って林業に取組んでいる方々と一緒に活動を行えました。

 しかし、移動前の最初の5年間の仕事も、後になってみると、私自身にとって非常に大きな経験となったと思います。技術職としての専門性を高め、現場の見方を学び、設計・積算というどんな分野にも通じる技術を、有能な先輩方に指導を受けて学ぶことができました。



―公務員を辞めようと思われた経過などをお話いただけませんか

 都庁時代の最後の年(6年目)に、他県の知人から教えてもらい、SAS(social action school)というサークルに入りました。そこでの他の自治体の方、民間企業の方などとの出会いに刺激を受けたのが一つです。

また、「林業振興」というテーマに対し、東京都という枠で活動することの限界を感じていたということが一つです。
林業の振興を通じて山村の人々の暮らしを向上したいというのが私のテーマでしたが、東京都の林業の、産業としての可能性を追求する仲間を都庁では見つけられませ…


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