国家公務員(事務)経験談

不祥事起こしたから辞めたんだろう―という偏見との戦い

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第二の仕事人生

公務員からの転職

取材エリア

地域関係なし

お名前

非公表

経歴

短大卒
→ケーブルテレビ会社の営業職
→国家に合格し労働省職員
→民間企業へ転職

短大卒→ケーブルテレビ会社の営業職→国家?種に合格し労働省職員→民間企業へ転職
労働省職員から民間に転じた、民→官→民転職組


はじめに、公務員になった経緯を教えてください。
 短大卒業後、ケーブルテレビ会社の営業職を半年ほど勤めました。もともとキャリア志向が強く、マスコミや広告業界のクリエイティブ系職種に興味があり就職活動をしたのですが、ドンピシャの職種で就職するには至らず、営業というかたちで業界に飛び込みました。
 しかし、勤務時間の長さから体力的に続けることが難しく、半年で退職しました。そういう経緯もあり、きつすぎる仕事は避けたかったのと、親の勧めもあって、その年の秋に行われた国家?種の試験を受け、合格しました。


―公務員時代のお仕事を教えてください。

 採用されたのは静岡県の職安課です。内部職員の福利厚生、年金関係のほか、組織の内部監査などを行う総務の仕事を3年間していました。


―その後、本省に転属されましたね。

 もともと静岡が実家だったのですが、親が首都圏に転居することになり、私も首都圏に異動できないかと職場に相談したところ、霞が関の本省に空きがあるという話になりました。本来は初めて本省に来た人がつくポジションではないのかもしれませんが、いろいろとりなしもあって、労働大臣秘書官室の秘書として2年勤務しました。


―秘書官室の仕事っていろいろ大変そうですね。

 大変なこともありましたが、ここでしかできない体験もたくさんあって楽しかったですよ。具体的には、とにかく朝が早いです。カギを開けたり、車を呼んだりするだけのために朝6時7時に行っていなければならないこともありました。主な仕事は電話対応、スケジュール管理、コピー取り、その他大臣や秘書官からの指示に基づく雑用ですが、国会開会中などは大臣は役所にいない時間も多いですから、秘書の仕事というのは結局、手待ち時間つまり暇な時間のほうが多いのです。かといっていつお客さんや省内の人が秘書官室を訪ねてくるかわからない。ぐうたらするわけにもいかないので、けっこう大変なんですよ。でも、大臣…


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