国家公務員(事務)経験談

立ちはだかる国家公務員法の再就職規制。しかし、道は開けた。

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国家公務員(事務)経験談

第二の仕事人生

公務員からの独立・起業

取材エリア

地域関係なし

お名前

非公表

経歴

立命館大学経営学部卒業(社会人として、龍谷大学大学院修了)
→国税専門官
→税理士・FP会社として独立開業

立命館大学経営学部卒業(社会人として、龍谷大学大学院修了)→国税専門官→税理士・FP会社として独立開業

―はじめに公務員になった理由を教えてください。
 最初はサラリーマンになるが、いずれは独立して商売したいという希望が社会人になる前からありました。そのため、経理という面から商売を勉強できる仕事として国税専門官を選びました。将来的に、税理士になることも視野に入れていました。
 ちなみに、私が受験したころはバブル真っ盛りで、公務員試験は今と比べればすごい楽でした。

―公務員時代はどのようなお仕事をされていましたか。
 基本的には税務署勤務でした。所得税や消費税の調査業務を14年、法人税関連の仕事を3年経験しました。

―どういうところが面白かったですか。
 本来隠されていて見ることのできないことを、お金の動きを通して見られるというところです。決して教科書には出ていないことを、いろいろと見ることができました。
 また、いろいろな人や他の官庁の人に会い話をすることができました。いろいろな人に会ったおかげで、少しは、肩書きや職業だけで人を判断しないようになれたと思います。

―国税だと、大変な経験もたくさんされたんでしょう。
 調査に入ったら、大勢に取り囲まれたりとか。今思い返せばよい経験です(笑)。でも、大きな不満はなかったです。

―退職された理由は。
 いつかは税理士になりたいと思っていたので、試験免除の資格を得てからも辞めるタイミングをはかっていました。しかし、国税専門官を続けていないとできない仕事があり、それが面白かったので、長くいつづけました。
 ただ、このまま最後までいつづけたらどうなるだろうかと考えたのです。若年者が少なく高齢者が多いという人員構成のいびつによる士気の低下は、一部にあったように思います。自分が投げやりな態度で、時間の経過を待つように働くようになったら嫌だなと考えました。
 会社設立もやりやすくなり、また団塊世代の退職前に事業を始めたいということなどで、転職を決意しました。



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