地方公務員(事務)経験談

仕事への漠然とした脱力感から都庁を退職し農業家へ転身。悔いのない人生を!

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地方公務員(事務)経験談

第二の仕事人生

公務員からの転職 / 公務員からの独立・起業

取材エリア

関東

お名前

佐野智博 様

経歴

平成10年4月 東京都入都
平成22年3月 東京都退職
平成22年4月 日本農業実践学園入学
平成22年9月 日本農業実践学園中退
平成23年1月 株式会社農健入社し現在に至る

関連サイト

http://noken-iwata.jp

公務員を退職後、全く未経験の農業家に転身された佐野さんのインタビューです。農業未経験だけど農業に挑戦してみたい!と考えている方に特にお読みいただきたい内容です。



本日はインタビューに協力いただきありがとうございます。では、公務員時代のお仕事内容から聞かせていただけますでしょうか。

 こちらこそよろしくお願いします。
 私は大学を卒業後、事務職種で都庁に採用され、人事、会計、広報、労務、議会対応、企画調整などの業務に携わりました。

様々な職場を経験でき、人間関係も良好でしたので仕事に目立った不満感というものは特にありませんでした。



―公務員を辞めようと思われた経過などをお話いただけませんか?

 様々な要因があったと思いますが、きっかけをくれた一つは満員電車だったと思います。
自宅から毎日1時間から1時間半かけて通勤していたのですが、混んだ車内では中吊りなどの広告くらいしか見るものがありません。

そんな中、確か平成18年か19年頃だったと思いますが、ぼーっと見ていた広告の中に、サラ金会社の広告と債務回収専門の弁護士事務所の広告が並んで貼ってありました。広告料がもらえるのであれば何も考えずに広告を出させる節操のなさに、おぼろげながら人間にとって本当に必要な職業って何なのだろうと考えるようになりました。

 
 そして、「食べること」と「出すこと」に関する職業だと思うようになりました。ちょうどそのとき、「出すこと」に関する仕事にかかわっていた私は、今度は「食べること」に関わりたくなり、思い切って退職し、農業家になろうと思った訳です。

先ほども述べましたように職場内の人間関係は良好で、仕事も目立った不満というものはありませんでした。
ではなぜ辞めようかと思ったかと言えば、仕事に対する漠然とした脱力感というものがあったのかもしれません。
 

―農業に転身ということなのですが、元々実家が農業をされているなど経験があったのでしょうか。

 いえ、全くありません(笑)
 農業については全く知識がありませんでし…


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