区役所勤務を経て、大阪市役所の中でもトップクラスに忙しいと言われる職場に希望して配属されたものの、理想と現実とのギャップから転職された小山さんのインタビューです。
今回は、具体的に転職活動された方法の紹介など、転職を考えられている方には実践編として参考になる内容盛りだくさんのインタビューです。
-本日はどうぞよろしくお願いいたします。
では、まず公務員時代の仕事内容から聞かせていただけますか。
大阪市役所に2003年に入庁し、とある区役所の介護保険関係に配属されました。
そこで6年間働きながら大学の夜間コースに通い勉強を続けました。
その後、2009年春に本庁舎の同じく健康福祉を担当しているかなり忙しいと言われている部署に配属されました。この部署は毎日終電帰りが当たり前という有名な忙しい部署です。
ただ、忙しい部署に配属して欲しいというのは私からのお願いでもありました。
区役所時代はあまり忙しい訳でもありませんでしたので、忙しい公務員像というものを見てみたかった、言い換えれば対局の状況を経験してみたかった、仕事の実感が欲しかった、という理由からです。
-実際に忙しい職場に配属されてみていかがでしたか?
実際に異動してみると、残念ながら1ヶ月後には非常にがっかりしている自分の姿ありました。
事務作業や企画業務などで毎日が忙しいと思っていたのですが、実際は各方面への決済待ちで忙しいだけの部署でした。
本来は20時頃には仕事を終えられそうなのに、◯◯部長がまだ帰って決済印をもらえないから帰ってくるまで職場待機、という状況の繰り返しで、単純に効率が悪いだけにしか感じなかったのです。
土日も出社がよくあったりしたのですが、出社してみるとそこには平日夜のいつもの風景があるだけでした。つまり、決済待ちをしているだけで、まさに単に出社をしているだけ、という状況です。
-ということは仕事への充実感はまるでありませんでしたか?
はい。残業が日々続き、毎日終電帰りというのは全く問題ありませんでした。自分から望んだことですから。
ただ、単に決済待ちでボーと煙草をふかしなが…